五右衛門風呂なんていうものが

 うちの保育園にはあるんです。他の所ではそうそう見られないかと思われますが、ここ多度志保育園では毎年の恒例行事だったりします。五右衛門風呂というとそう、あれです。水の入った釜に火を沸かす、かの戦国時代の大泥棒だった石川五右衛門に由来するあれです。釜を出して火を起こしてお湯を沸かして、みんな順番に入ったんですよ。

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 まずは年長さんが協力して火を起こします。釜や炉はさすがに保育者が出しましたが、これは園の裏手にしまい込んであったもので、毎年出して使っているんです。そう、保育園にあるものなんですよ。始めは火力が結構いるので薪をどんどん投入しますが、火が激しいと中々近づけず遠くから懸命に投げ入れています。

 お湯がいい感じに沸いたところでみんなにも声をかけ、小さいクラスから順に入ります。嫌がって泣く子はあまりいなくて、みんな気持ちよさそうに入っていました。

 そして夕方、園庭で遊んでいた時に保育者がお湯を見ると・・・まだ暖かい。残っていた子たちに聞くと満場一致でまた入りたいとの事だったのでもう一度入りました。お盆以降涼しくなり風が心地よい中で、昼のみんなでわいわいとはまた違った雰囲気で余韻を楽しみました。